登録販売者試験対策|『第3章 Ⅺ 歯や口中に用いる薬』

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歯や口中に用いる薬

歯痛薬(外用)

歯痛は、多くの場合、歯の齲蝕(むし歯)とそれに伴う歯髄炎によって起こる。
歯痛薬は、歯の齲蝕による歯痛を応急的に鎮めることを目的とする一般用医薬品。

局所麻酔成分

アミノ安息香酸エチル、ジブカイン塩酸塩、テーカイン等
齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮める。

冷感刺激成分

メントール、カンフル、ハッカ油、ユーカリ油等
冷感刺激を与えて知覚神経を麻痺させることによる鎮痛・鎮痒の効果。

殺菌消毒成分

フェノール、歯科用フェノールカンフル、木クレオソート、オイゲノール、セチルピリジニウム塩化物等
齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑える。

生薬成分

生薬 効能・効果
サンシシ アカネ科のクチナシの果実

歯槽膿漏薬

歯と歯肉の境目にある溝(歯肉溝)では細菌が繁殖しやすく、歯肉に炎症を起こすことがある。
歯肉炎が重症化して、炎症が歯周組織全体に広がると歯周炎(歯槽膿となる。
歯槽膿漏薬は、歯肉炎、歯槽膿漏の諸症状(歯肉からの出血や膿、歯肉の腫れ、むずがゆさ、口臭、口腔内の粘り等)の緩和を目的とする医薬品である。

殺菌消毒成分

セチルピリジニウム塩化物、クロルヘキシジングルコン酸塩、イソプロピルメチルフェノール、チモール
歯肉溝での細菌の繁殖を抑える。

ヒノキチオール

殺菌消毒作用のほか、抗炎症作用。

抗炎症成分

グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸
歯周組織の炎症を和らげる。

ステロイド性抗炎症成分

口腔内に適用されるため、その含有量によらず長期連用を避ける。

止血成分

カルバゾクロム
炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える。

組織修復成分

アラントイン
炎症を起こした歯周組織の修復を促す。

生薬成分

生薬 効能・効果
カミツレ キク科のカミツレの頭花
ラタニア 口腔咽喉薬、うがい薬を参照
ミルラ 口腔咽喉薬、うがい薬を参照

内服薬

抗炎症成分

リゾチーム塩酸塩
歯周組織の炎症を和らげる。

止血成分

フィトナジオン(ビタミンK1)や、カルバゾクロム
炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える。

組織修復成分

銅クロロフィリンナトリウム
炎症を起こした歯周組織の修復を促す。
歯肉炎に伴う口臭を抑える効果。

ビタミン成分

ビタミンC(アスコルビン酸、アスコルビン酸カルシウム等)
コラーゲン代謝を改善して炎症を起こした歯周組織の修復を助け、また、毛細血管を強化して炎症による腫れや出血を抑える。

ビタミンE(トコフェロールコハク酸エステルカルシウム、トコフェロール酢酸エステル等)

歯周組織の血行を促す。

口内炎用薬

口内炎用薬は、口内炎、舌炎の緩和を目的として口腔内局所に適用される外用薬である。
口内炎や舌炎は、いずれも口腔粘膜に生じる炎症で、代表的な口腔疾患である。
口腔の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて痛み、ときに口臭を伴う。
疱疹ウイルスの口腔内感染による場合や、医薬品の副作用として口内炎を生じる場合もある。

代表的な配合成分、主な副作用

抗炎症成分

グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸
口腔粘膜の炎症を和らげる。

アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)

口腔粘膜の組織修復を促す。

ステロイド性抗炎症成分

含有量によらず長期連用を避ける必要がある。

殺菌消毒成分

セチルピリジニウム塩化物、クロルヘキシジン塩酸塩、アクリノール、ポビドンヨード等
患部からの細菌感染を防止する。

生薬成分

生薬 効能・効果
シコン ムラサキ科のムラサキの根
組織修復促進、抗菌などの作用

漢方処方製剤(内服)

茵蔯蒿湯

相互作用、受診勧奨

口内炎や舌炎は、通常であれば1~2週間で自然寛解するが、一度に複数箇所に発生して食事に著しい支障を来すほどの状態であれば、医療機関を受診するなどの対応が必要である。

再発を繰り返す場合には、ベーチェット病などの可能性も考えられる。

一般用医薬品にも副作用として口内炎等が現れることがあるものがある。

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