四診と漢方|漢方の代表的な診断方法で証を知る方法

四診と漢方|漢方の代表的な診断方法で証を知る方法

この記事は約3分で読めます

漢方や東洋医学では、人それぞれの証を知るために診断方法である四診(ししん)によって情報を集めます。

この四診は4つの診断を意味しており、望診(​ぼうしん)、聞診(ぶんしん)、問診(もんしん)、切診(せっしん)に分けられます。

今回は漢方の代表的な診断方法である四診についてお話をしていきます。

四診とは

四診とは、身体全体の様々な特徴を見たり聞いたりして総合的に判断する診断方法です。

西洋医学では画像データなどに基づいて病気の診断をするのに対して、漢方ではこの四診を使って身体の不調を調べていきます。

漢方では、病気単体ではなく身体全体に症状や普段の生活習慣などから不調の原因となるものを探していきます。

ここでは四診のそれぞれの診断について解説をしているので、ぜひ参考にしてみてください。

望診(​ぼうしん)

望診とは、外見からどのような特徴があるかを判断する診断法です。体型や身体の姿勢、顔色などを見ていきます。

漢方相談にきた患者さんを見た時からこの望診は始まります。やせ型なのか体格がよいか、歩き方に元気を感じるか、動作が早いのか遅いのかなどを見ていきます。

さらに、表情から目に力があるか、肌や髪のツヤなどを見て病気に対する抵抗力などをある程度把握していきます。

望診で見るべき場所は、顔や皮膚、舌などの目で見える範囲全てです。

舌を診る方法を舌診(ぜっしん)と呼び、舌の色や特徴から身体の状態を判断していきます。

聞診(ぶんしん)

聞診とは、音を聞いて診断する方法です。

声の大きさや話す速度から実証か虚証を判断したり、咳の大きさや呼吸の仕方から判断をしていきます。

また、聞診には音だけでなく口臭や体臭からにおいを確かめることも含まれます。

聞診による実証と虚証の主な特徴です。

実証タイプ 虚証タイプ
声の大きさ 大きい 小さい
話す早さ 早くてよく話す ゆっくりで口数が少ない
大きい、大きなにごり 小さく弱々しい
呼吸 大きい、高い、荒い 小さい、低い

問診(もんしん)

問診では、話をしながら自覚症状や普段の生活について聞いて診断をしていく方法です。

例えば、頭痛という症状でも原因は異なってきます。

鋭い痛みを伴う頭痛であれば瘀血タイプ、温めると頭痛が楽になる冷えタイプや逆に冷やすと楽になる熱があるタイプなどがあります。

同じ頭痛でも血の巡りが悪くて頭痛になっているのか、ストレスからきているのかなど原因は様々なので、問診によってその原因が何かを考えていくのです。

切診(せっしん)

切診とは、実際に身体に触れて脈の状態をみる脈診やお腹の状態をみる腹診があります。

皮膚に直接触れることで身体の熱や冷えの状態や汗の具合などを判断できます。

脈に触れることで、脈の速さや強弱、深さなどを知ることができ、その人の体力の有無や病気に対する抵抗力を知ることができます。

  • コメント: 0

関連記事

  1. つらい鼻水と鼻づまり!漢方の考え方と代表的な漢方薬

  2. 腎虚になる原因と食養生|精を補う黒い食べ物はアンチエイジングにも有効

    腎虚になる原因と食養生|精を補う黒い食べ物はアンチエイジングにも有効

  3. 【冷え性の人は要注意】身体が冷えやすい食べ物に気をつけましょう!

    【冷え性の人は要注意】身体が冷えやすい食べ物に気をつけましょう!

  4. 蕁麻疹はずっと治らないの?身体のかゆみや赤みの原因とその対策・予防方法まとめ

    蕁麻疹はずっと治らないの?身体のかゆみや赤みの原因とその対策・予防方法まとめ

  5. 二十四節季

    二十四節気(にじゅうしせっき)

  6. 生理不順と漢方の考え方|生理の周期が遅れる原因とおすすめの体質診断

    生理不順と漢方の考え方|生理の周期が遅れる原因とおすすめの体質診断

  7. 関東エリアのよもぎ蒸しサロンおすすめTOP10

    関東エリアのよもぎ蒸しサロンおすすめTOP10

  8. 証を知る方法と漢方の考え方|3つの証を組み合わせることで体質が決まる?

  9. 気虚(ききょ)タイプ|やる気が出ないのは気の不足が原因かも?

    気虚(ききょ)タイプ|やる気が出ないのは気の不足が原因かも?

  10. ポイント

    漢方薬の副作用ってどんなものがあるの?気をつけたい漢方薬の服用ポイント!

  11. 乾燥肌と漢方

    乾燥肌と漢方薬!乾燥が気になる時におすすめの漢方薬

  12. よもぎ蒸しなら女性特有のお悩みもすっきり解消!女性に嬉しい効果とは?

    よもぎ蒸しなら女性特有のお悩みもすっきり解消!女性に嬉しい効果とは?

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。