不眠症の人は心と肝が弱っているかも!

不眠症の人は心と肝が弱っているかも!

日々の生活でストレスが溜まってしまうストレス社会。

なかなか寝れない、寝てもすぐに目覚めてしまうなどの不眠で悩みを抱えている人は少なくありません。

寝れない日が続くと心配になったり、色んなことを考えてしまい余計に寝れなくなってしまうものです。不眠を解消したいけれど睡眠薬には手を出したくないって人は結構多いでしょう。

そんな時には漢方薬がおすすめです。漢方薬が不眠にどのようにアプローチしていくのかを見ていきましょう。

なぜ不眠になってしまうのか?

不眠になる原因には、生活環境や加齢、ストレスや日頃の食生活によるものが考えられます。生活環境が原因の場合、周囲の音がうるさく感じる、部屋の明かるさが刺激となっている、寝具が原因で寝つけないなどがあります。

精神的なものが原因の場合には、職場や家庭でのストレスや不安、大きなプロジェクトを継続して担当していると常に緊張状態となって不眠となってしまうことがあります。

不眠症は4つのタイプに分けられる

不眠症は4つのタイプに分けられます。

1.入眠障害

寝つきが悪くて30分以上寝れない

2.熟睡障害

ある程度寝たのに寝た気がしない

3.早朝覚醒

朝早くに目が覚めてしまい、なかなか寝れない

4.中途覚醒

眠りが浅くて夜中に何度も目が覚めてしまう

漢方と不眠の考え方

漢方では、五臓のうち心と肝が弱っていることが不眠に繋がると考えられています。

心(しん)は血を集めて全身に送る血液ポンプとしての役割があります。この血に含まれる栄養分よって精神を落ち着くことができていますが、これが不足してしまうと不眠が起きてしまいます。

肝は血を貯蔵して心と密接な関係がある臓腑です。肝の機能が弱まってしまうと血を貯蔵できる機能が失調してしまい熟睡できなくなります。

不眠を改善するためにはどうしたらいいの?

環境の変化などが原因で起こる不眠は、生活環境を変えるだけでも改善できる場合があります。

しかし、精神的なもの、ストレスが原因で不眠になる場合は、心の病気となってしまう可能性もあるため注意が必要です。

薬局やドラッグストアで手軽に購入できる睡眠導入剤を取り入れる方法もありますが、その後の副作用や睡眠導入剤なしでは寝れなくなることを考えると…。

漢方薬は、眠れるようになる薬を飲むのではなく、眠れない原因を解消するために身体を正常な状態へと導いてくれるものです。

例えば、興奮して眠れないという場合には、その興奮を抑えてあげる、精神的な不安が原因ならその不安を取り除いてあげることで身体のバランスを整えてくれます。

不眠におすすめの漢方薬

漢方薬で不眠を解消するためにはどのようなものがあるか、よく使用される漢方薬を見ていきましょう。

柴胡加竜骨牡蛎湯

柴胡加竜骨牡蛎湯は気の巡りが悪く、身体の中にたまった熱を冷ますことで精神状態を安定させてくれる漢方薬です。ストレスが原因でイライラして眠れない時などに使用されます。

加味帰脾湯

加味帰脾湯は疲れが取れない、疲れやすくて眠ってもすぐに目覚めてしまう(寝付けない)人に使用される漢方薬です。不足している血を補い、精神的な不安や緊張状態を解消して気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。更年期を伴う不眠の場合などにおすすめです。

加味逍遥散

女性特有のお悩みに使用される漢方薬です。中高年の女性によくあるイライラなどの症状を落ち着かせてくれます。滞った血液の流れ、気の流れを改善する疏肝理気の役割がある柴胡や薄荷が含まれます。夜中によく目が覚める時や熟睡できない時におすすめです。

抑肝散

肝の失調を保護して、その働きを助けてくれる漢方薬です。抑肝散は気逆の漢方薬で、寝る前に色んなことを考えすぎて寝付けない場合などに使用されます。

抑肝散加陳皮半夏

肝の失調によって通常よりも興奮してしまう過亢進を抑える釣藤鈎や、肝気を整えてくれる柴胡が含まれる漢方薬です。気の巡りが悪くなり、イライラしたり憂鬱などの精神的な症状、肝の陽気が過剰にある場合などに使用される漢方薬です。

不眠で眠れない原因は人によってさまざまです。どうして眠れないのか原因を知り、専門家に相談して1つ1つ不安を取り除きながらベストな漢方薬を選択していくことが大切です。何か少しでもいつもと違うなと感じたら、できるだけ早めに漢方の専門家に相談してみましょう。

最後までご覧頂きありがとうございます

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