漢方薬の副作用ってどんなものがあるの?気をつけたい漢方薬の服用ポイント!

ポイント

漢方薬の副作用ってどんなものがあるの?

漢方薬は生薬からできているから副作用が少ない、副作用はないって思っていませんか?

しかし、漢方薬もお薬なのであなたの体質に合わないものや過剰摂取などにより思わぬ副作用を生じることもあります。

今回は漢方薬による副作用についてまとめているので、漢方薬を飲む時の参考にしてください。

副作用の定義

副作用とはいったいどのようなものかのか、WHOと日本ではそれぞれ副作用の定義が異なります。

WHO(世界保健機関)の定義
医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発現する医薬品の有害かつ意図しない反応」

日本では、「許可医薬品が適正な使用目的に従い適正に使用された場合においてもその許可医薬品により人に発現する有害な反応」

とされています。
本来の目的とは異なる身体にとって良くない反応のことを副作用と一般的には呼ばれているのです。

漢方薬でよくある副作用

漢方薬でよくある副作用としては消化器系の症状が現れれることがあります。

胃腸系がもたれたり、皮膚の痒みが出るなどの症状がありますが漢方薬を飲むことをやめることで副作用の症状は緩和していきます。

現在、病院で処方される漢方製剤の数は148種類!

1つの漢方薬には2種類以上の生薬が含まれていることから、他のお薬との重複による過剰摂取なども注意が必要です。

特に注意をして頂きたいポイントを3つご紹介します。

・他のお薬やサプリとの飲み合わせによる過剰摂取
・早く治したいからといって多めに飲む
・作用が強い生薬を含む漢方薬による副作用

副作用が起こりやすい生薬

漢方薬の中でも副作用が起こりやすい生薬を含むものがあります。

その中でも特に注意をして頂きたい生薬は以下の6種類。

麻黄(まおう)や附子(ぶし)、甘草(かんぞう)、桂皮(けいひ)、黄今(おうごん)、地黄(じおう)のそれぞれの注意すべきポイントをそれぞれ確認をしておきましょう。

①麻黄

五気:平 五味:甘

麻黄には交感神経を刺激する作用があるエフェドリンが含まれています。

麻黄を含む漢方薬を摂取すると交感神経が活発になることで心臓の働きが高まり、動悸や頻脈につながるなどの副作用があります。

また、交感神経系の働きが活発になると汗をかきやすくなるため多汗となることがあります。

スポーツ選手が麻黄を含む漢方薬を摂取するとエフェドリンが原因でドーピング検査の際に陽性となるため注意をしておきましょう。

麻黄を含む主な漢方薬

②附子

五気:熱 五味:辛

附子は毒性が強いトリカブトの根を乾燥させたものです。

麻黄と同様に交換神経を活発にする効果があり、附子を含む漢方薬には動悸や頻脈の他、悪心や嘔吐などの消化器症状も副作用としてみられることがあります。

附子を含む主な漢方薬

真武湯
甘草附子湯
大黄附子湯
桂枝附子湯
八味地黄丸

③甘草

五気:平 五味:甘

甘草にはグリチルリチンという成分が含まれていて、甘草を含む漢方薬の副作用として「偽アルドステロン症」や「低カリウム血症」などの症状が現れることがあります。

偽アルドステロンとは高血圧や手足のむくみ、こわばりなどの病態のことです。

甘草を含む主な漢方薬

八味地黄丸
柴胡加竜骨牡蛎湯
半夏厚朴湯
甘草湯
大建中湯

④桂皮

五気:熱 五味:辛

桂皮とはシナモンの皮を乾燥させたものであり、漢方では発汗や止痛、補陽などの効果があります。

手足が冷える時や下痢、のぼせがある時に使用される生薬です。

桂皮を含む漢方薬の副作用としては皮膚の痒み(かゆみ)や赤み、ブツブツなどが現れることがあります。

桂皮を含む主な漢方薬

⑤黄今

五気:寒 五味:苦

黄今はシソ科コガネバナの根の周りにある皮を除いたものを乾燥させた生薬です。

抗菌作用や解毒作用などがあり、肝機能を高める効果があります。

黄今を含む漢方薬を摂取した場合に起こる副作用としては間質性肺炎や肝機能障害などがあり、乾いた咳をしたり食欲不振などが起こる場合があります。

黄今を含む主な漢方薬

三黄瀉心湯
小柴胡湯
黄連解毒湯
温清飲
半夏瀉心湯

⑥地黄

五気:寒 五味:甘

地黄はゴマノハグサ科ジオウ属の根茎。

生のままや乾燥させたもの、蒸してから乾燥をさせたものがあり、血の中に熱がある時に熱の除去として使用されたり、補血の作用があります。

副作用としては食欲の低下や下痢などの症状が現れることがあります。

地黄を含む主な漢方薬

漢方薬を服用して副作用と感じたら

気になる症状の緩和や体質改善に漢方薬を飲むことがあります。

飲んでいるうちに感じる身体の不調や今回ご紹介した副作用を感じた場合は、使用を中止して医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

漢方薬には含まれる生薬によって副作用も異なり、気づかないうちに悪化してしまうことも。

何かいつもと違うなと感じた時にはあなたの健康に関わることなので、些細なことでも専門家に相談することも大切です。

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