『養生の基本』6つの外邪との関係性

養生の基本 6つの外邪との関係性

「養生ってどんな健康法?」
「からだを不調にする要因はどんなものがあるの?」

日頃の生活で健康に気を使ってはいるものの、養生と聞いてもいまいちイメージがしずらいのではないでしょうか?

漢方の言葉はなんとなく難しそうに感じるかもしれません。

今回ご紹介する「養生」とは、私たちがより健康的な生活をしていくためにとても大切な言葉です。

普段体調を崩しやすい人や、風邪をひきやすい人は、特に参考にしてみてください。

養生ってなに?

養生とは、生命エネルギーを養うことです。

養生については、江戸時代の有名な儒学者である貝原益軒が『養生訓』という書物を出しています。

貝原益軒は84歳の生涯を終えるまで、自らの経験を元に、健康で長生きするための方法を『養生訓』記してベストセラーになりました。

この養生訓には、病気にならないためには外邪(がいじゃ)を避けることが重要だと書かれています。

養生の心得その①:外邪を避ける

外邪とは私たちの身体にとって悪い影響をもたらす、寒さや風、湿気などのことです。

養生をする上で避けておきたい外邪は全部で6つあります。

寒気やのどの痛みなどの風邪の原因にもなりうる風邪(ふうじゃ)、寒さの厳しい冬や冷気による寒邪(かんじゃ)、夏場の高温や暑い職場環境による暑邪(しょじゃ)、乾燥しやすい気候による燥邪(そうじゃ)、発熱や炎症などの症状が起こる火邪(かじゃ)、じめじめした湿気の多い梅雨の湿気などにあたる湿邪(しつじゃ)があります。

このように外邪とは、私たちの身体に自然が与える悪い影響のことをいい、貝原益軒の養生訓では、これらの外邪を避けることでより健康的な生活を送れると考えています。

養生の心得その②:身体の養生

生きていく上で欲求を捨てることは難しいですが、食事や睡眠も適度に行うことで日々の養生に繋がります。

飲みすぎや食べすぎをできるだけ避けること、睡眠時間をしっかりと確保し、週に最低でも1回は湯舟につかり身体を休めることも大切です。

養生の心得その③:心の養生

身体の養生だけでなく、心の養生もまた大切なことです。

趣味を持ち、週末などの休みの日に心のケアをすることや友人と語ることで、素の自分を出しながら発散をする。

適度に運動をすることでストレス発散にもなり、穏やかな毎日を過ごすことにも。

病気になってから対応するよりも、日々の生活で養生を行い健康的な生活をすることで、病気になりにくい身体作りをしていくことをおすすめします。

季節によって変わりやすい外邪による身体への影響や、外邪に対する食養生については、また次回解説をしていきますので、ぜひチェックしてみてください。

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